2022冬・Chill Seasonから解禁された『スプラトゥーン3』(以下、スプラ3)Xマッチの仕様について思うこと、いまいち楽しめない理由を考察してみました。
Xマッチを楽しめない理由
単刀直入に率直な感想を言うと、前作スプラ2のガチマッチの方が数倍楽しく、夢中になって遊んでいました。
Xマッチがいまいち楽しめない理由を、以下の3点に絞って考えていきたいと思います。
- ミラーマッチング
- "3勝か3敗"のシステム
- 目標設定が難しく、モチベ低下
あくまで当ブログ管理人マイミーの個人的意見です。
ミラーマッチング
スプラ3・Xマッチの大きな特徴といえば、武器種ごとにグループが固定されているマッチングシステムです。
前作で見られた、武器の編成差による格差マッチングを改善するために導入されたシステムだと考えられます。
蓋を開けてみると・・・
調べてみたけど、Xマッチはだいたい以下のグループごとにミラーでマッチングされるみたい pic.twitter.com/CfcJmpuNes
— さぼて~ん🌵 (@sabot33n) 2022年12月3日
とあるスプラプレーヤーさんによると、画像の通りのグループ分けでミラーマッチングが行われているとのこと。
え?
でもミラーマッチングなら、むしろ公平なんじゃない?
と思いますよね。
もちろんこのシステムが公平に働く場合もありますが、よく見てみると…
スクスロとヒッセン・短射程ブラスターが同じ枠だったり、環境武器と言われているシャープマーカーとボールドマーカー・モデラーが同じ枠だったり…。
ミラーマッチングによって圧倒的に不利になる武器たちが出てきてしまいます。
それだけではなく、毎試合似たような編成が続いたり、対戦相手の編成によって立ち回りをかえたりなど…変化のある試合が発生しずらいために単調な試合になりやすいと考えられます。
結果的に何が起こってしまいかというと、飽きてしまうんですね。
運営としてはマッチングの改善を図ったつもりが、プレイヤーの意図とは異なる結果となったのが現状です。
"3勝か3敗"のシステム
続いては"3勝か3敗"で決定するXパワーの増減システムについて。
前作では1試合ごとに勝ったらプラス値、負けたらマイナス値のパワーの増減がありました。
特に高レート帯では、勝っても+2、負けたら-20されるなど…過酷なパワー増減システムでした。
スプラ3では、1試合ごとに一喜一憂するプレイヤーのためを思って(?)、3勝か3敗するとパワーの増減がまとめて提示されるシステムにかわりました。
「これは良い仕様なのでは?」とはじめは思いました。
しかし、例えば2勝3敗した時は、確かに2勝はできたのに、結果的に-51.6となってしまいました。
「格下の相手に負けてしまったからだ」と言われればそれまでですが、2勝した時の成功体験が目に見えるパワーとして反映されないために、3敗したという結果だけが残ります。
前作と異なり、試合ごとの部屋パワーが提示されないために、味方や相手が自分のパワーより高いのか・低いのかが分からず、「よくわからないけどパワーめっちゃ引かれた・もらえた」という状況もモヤモヤを大きくする要因です。
また、この"3勝か3敗"の仕様には、3勝2敗でも必ず+10される"最低保証システム"があり、勝率が高い上位層のXPのインフレが起こっています。
XPが高すぎるトッププレイヤーが"2時間マッチングしない"といった問題がすでに起きていたり、XPの価値の低下など…最低保証システムによる弊害が懸念されています。
目標設定が難しく、モチベ低下
Xマッチのようなレートマッチを継続的に遊ぶためには、目標が必要だと考えます。
前作でいえば、超初心者さんなら「A帯にいきたい!」だったり、ボリューム層はきっと「ウデマエXに到達したい!」という目標を掲げていたと思います。
スプラ3では、「Xマッチの参加条件:S+0到達」が内部レートの関係で時間をかければ万人が到達できる仕様となっています。
したがって、とりわけライト層において、前作のような「ウデマエXを目指す」といった大きな目標が立てずらく、モチベーションの維持が難しいと考えられます。
なんとなく、XP2000くらいが前作のX到達くらいかな?と予想できますが、そもそもXPの基準が前作とは同じではないので、明確な目標にはなりずらいと個人的に思います。
ちなみに私の場合、前作ではS+7だったガチアサリが計測であっさり2000を超えたので、なんだか拍子抜け…。
シーズンの終わりに発表されるXマッチの順位が出れば、「これくらいのパワーだと全体のこれくらい」といった基準が明らかになると考えられるので、少しは目標が掲げやすくなると思いますが…。
ただ、ボリューム層・ライト層はランキング圏外となる可能性が高いような。
以上、【スプラ3】Xマッチの仕様の正直レビューでした。
スプラシリーズファンとして、今後のアップデートに期待しています。